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『宗教の起源──私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』 ダンバー数、エンドルフィン、共同体の結束 - HONZ

2023/10/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 573 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ロビン・ダンバー ひと 作者 エンドルフィン 人数

宗教の起源――私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか 作者: ロビン・ダンバー 出版社: 白揚社 発売日: 2023/10/3 ロビン・ダンバーは、彼が提唱した「ダンバー数」とともに、その名が広く知られている研究者である。ダンバー数とは、ヒトが安定的に社会的関係を築ける人数のことであり、具体的には約150と見積もられてい... 続きを読む

『なぜヴィーガンか?』 シンプルな論理とそれが人びとに与えた影響 - HONZ

2023/08/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 252 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 小手先 屁理屈 ヴィーガン シンガー 反論

なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる 作者: ピーター・シンガー 出版社: 晶文社 発売日: 2023/7/25 読むたびに思う。ピーター・シンガーの論理はシンプルで、それゆえに強力だ。シンガーの論理に異を唱えようとすると、その反論のほうが小手先の屁理屈のように聞こえてしまう場合も少なくない。そして、シンガーの論理は... 続きを読む

科学はいまだに法律に導入されない 『人を動かすルールをつくる──行動法学の冒険』 - HONZ

2023/06/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 205 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ベンヤミン 危害 ファイン 条例 みすず書房

人を動かすルールをつくる――行動法学の冒険 作者: ベンヤミン・ファン・ロイ,アダム・ファイン 出版社: みすず書房 発売日: 2023/5/18 わたしたちは法律や条例などのルールに囲まれて生きている。そして、それらの多くがわたしたちを深刻な危害から守ってくれていることは間違いない。だがその一方で、何らかの理由でル... 続きを読む

『土偶を読むを読む』縄文研究の最前線を伝える、肝の据わったまたとない反論本 - HONZ

2023/06/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 111 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 土偶 昭彦 論拠 康弘 山科

土偶を読むを読む 作者: 望月 昭秀,小久保拓也,山田 康弘,佐々木 由香,山科 哲,白鳥兄弟,松井 実,金子 昭彦,吉田 泰幸,菅 豊 出版社: 文学通信 発売日: 2023/4/28 今やあまりお目にかかれない書籍が出た。本書は、2021年4月に出版された竹倉史人『土偶を読む』(晶文社)への反論本である。それも、明確な事実と論拠に基... 続きを読む

え?日本語ってこんなに前のめりな言葉やったんか! 『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』 - HONZ

2023/05/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 354 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 書評 文藝春秋 作者 言語 出版社

会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか 作者: ニック・エンフィールド 出版社: 文藝春秋 発売日: 2023/3/27 言語がどのように生まれたかに興味を持つ人は多いのではないか。なによりも人間を人間たらしめている大きな理由のひとつは言語なのだから、当然のことだろう。すこし前に書評を書いた『言語はこうし... 続きを読む

『眠りつづける少女たち』 集団発生する〈謎の病〉の原因とは - HONZ

2023/05/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 302 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 口数 スウェーデン 紀伊國屋書店 うち 作者

眠りつづける少女たち 作者: スザンヌ・オサリバン 出版社: 紀伊國屋書店 発売日: 2023/4/28 スウェーデンのある地域でのこと。小学校低学年から10代後半までの子どもたちに、〈謎の病〉が発生している。子どもたちは最初、不安になりふさぎ込む。そして徐々に引きこもりはじめ、口数が減っていき、そのうちまったく話さ... 続きを読む

『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』書けなくなった批評家を救ったもの - HONZ

2023/05/07 このエントリーをはてなブックマークに追加 201 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 横丁 保守 批評家 蕎麦屋

保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである作者:福田 和也 出版社:河出書房新社 発売日:2023/4/15 ひさしぶりに会った知人の変貌ぶりにショックを受けることがある。本書を書店で見かけた時の驚きもそれに近い。表紙の男性と著者名が一瞬つながらず、本人だと気づいて衝撃を受けた。別人のように痩せている。それも何か大病... 続きを読む

『津久井やまゆり園「優生テロ事件」、その深層とその後』異常な犯罪者は異常な社会から生まれる - HONZ

2023/04/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 181 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 力作 奥底 本書 凶悪事件 戦後最悪

津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後作者:佐藤幹夫 出版社:現代書館 発売日:2022/12/9 読むのにとても時間がかかったのは、著者が巨大な問いと格闘しているからかもしれない。戦後最悪ともされる凶悪事件を通して、私たちの社会の奥底で起きている変化をとらえた力作だ。 本書は、神奈川県相模原市の障... 続きを読む

数多の「健康で、長生きする」実践的なメソッドが全部まとまった一冊──『科学的エビデンスにもとづく 100歳まで健康に生きるための25のメソッド』 - HONZ

2022/12/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 256 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip エビデンス ルイージ メソッド 進歩 作者

科学的エビデンスにもとづく 100歳まで健康に生きるための25のメソッド 作者: ルイージ・フォンタナ 出版社: 東京大学出版会 発売日: 2022/11/16 近年、栄養環境の改善や医療技術の進歩によって人間はより長く生きることができるようになった。ただ、ほとんどの人が望んでいるのは、「長く生きる」ことだけでなく、同時... 続きを読む

『ザ・パターン・シーカー──自閉症がいかに人類の発明を促したか』 if-and-then思考とハイパー・システマイザー - HONZ

2022/12/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 238 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip シーカー グールド コーヒー コーエン ブライアント

ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか 作者: サイモン・バロン=コーエン 出版社: 化学同人 発売日: 2022/11/30 エジソンやビル・ゲイツもそうなのだという。あるいは、ピアニストのグレン・グールドや、バスケットボール選手のコービー・ブライアントも。彼らはみな「パターン・シーカー」、すな... 続きを読む

うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ

2022/11/07 このエントリーをはてなブックマークに追加 180 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 刺客 ミクログリア なかざわ うつ病 アルツハイマー病

脳のなかの天使と刺客: 心の健康を支配する免疫細胞作者: ドナ・ジャクソン・ナカザワ、翻訳:夏野 徹也 出版社: 白揚社 発売日: 2022/9/21 それは脳のなかの「天使」でありながら、ときには「刺客」へと変貌するという。本書の主人公は、非神経細胞のひとつである「ミクログリア」である。 つい最近まで、ミクログリアは... 続きを読む

『無人島のふたり』余命宣告された作家の最期の日々 - HONZ

2022/11/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 105 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 鉄則 一刻 訃報 原稿 作者

無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記 作者: 山本 文緒 出版社: 新潮社 発売日: 2022/10/19 訃報はいつだって突然だ。著名人が亡くなると、生放送中のスタジオに報道の人間が原稿をもって駆け込んでくる。速報は一刻も早く放送するのが鉄則だが、そこに記された名前に驚き、思わず足が止まってしまうことがある。... 続きを読む

友好的なのが何より大事 『ヒトは〈家畜化〉して進化した──私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』 - HONZ

2022/06/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 366 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ブライアン 作者 コミュニケーション 進化 白揚社

ヒトは〈家畜化〉して進化した―私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか 作者: ブライアン・ヘア,ヴァネッサ・ウッズ 出版社: 白揚社 発売日: 2022/6/3 ヒトの進化において「協力的なコミュニケーション」が大きな鍵を握ったであろうことは、たびたび指摘されるところである。人がひとりでできることは限られている... 続きを読む

『人は2000連休を与えられるとどうなるのか』前代未聞の実験の果てに辿り着いた場所とは……? - HONZ

2022/06/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 321 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ラジオ 作者 ネック 連休 ゴールデンウィーク

人は2000連休を与えられるとどうなるのか? 作者: 上田啓太 出版社: 河出書房新社 発売日: 2022/4/26 連休。なんと甘美な響きだろう。 ラジオの番組作りの仕事は面白いのだが、ネックは休みがとりづらいことかもしれない。先日のゴールデンウィークも、「最大10連休」なんてニュースで伝えながらまるで他人事だった。10日... 続きを読む

『政治学者、PTA会長になる』これぞ街場の民主主義!政治学者が世間の現実と向き合った1000日の記録 - HONZ

2022/05/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 752 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 学説 PTA会長 民主主義 政治学者 世間

政治学者、PTA会長になる 作者: 岡田 憲治 出版社: 毎日新聞出版 発売日: 2022/2/25 「その悩み、○○学ではすでに解決しています」みたいなタイトルの本を見かけることがある。あなたが日々の仕事で直面する悩みや課題は、すでに最新の学説や理論で解決済みですよ、というわけだ。 だが本当にそうだろうか。最新の学説や... 続きを読む

『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』は、こわいもの知らずのぶつかり稽古だ! - HONZ

2021/09/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 155 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 政局 和田靜香 連日 自民党総裁選 作者

時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。 作者:和田靜香 出版社:左右社 発売日:2021-09-07 自民党総裁選のニュースが連日報じられている。前回に比べれば、四人が立候補して政策論戦が交わされているのは望ましいことだ。しかし、報道はいつもどおり、政治内容そのものよりも政局に偏って... 続きを読む

やたらと人が殺される凶暴な時代『室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界』に住んでみたいか? - HONZ

2021/06/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 280 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip アナーキー ハードボイルド アバウト 室町 律儀

やたらと人が殺される凶暴な時代『室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界』に住んでみたいか? アバウトにしてアナーキー。ざっくりまとめるとこうなるのだろうか。なんだかやたらと凶暴でハードボイルドな室町時代。日本人は律儀で柔和などという言い方は絶対に通用しない。室町時代の後半は戦国時代... 続きを読む

『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』「暗黒時代」という神話はなぜ生き残ってきたのか - HONZ

2021/06/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 249 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 飢饉 異端審問 疫病 ファクト 魔女狩り

「中世ヨーロッパ」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。「疫病と飢饉」、「魔女狩り」、「異端審問」……。代表的なものを挙げたが、いずれにせよ、西ローマ帝国が滅んだ5世紀末からの約1000年間に明るく進歩的な印象を抱く人は少ないだろう。 だが著者は、そうしたネガティブなイメージはここ200年ほどの間に私たちに植... 続きを読む

『国道16号線 「日本」を創った道』 - HONZ

2020/11/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 443 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 桑畑 下り線 石碑 車中 養蚕業

私が住む東京都町田市の小田急町田駅の東口の広場には「絹の道」という石碑がある。それをゼミ生に見せてからJR横浜線の下り線に乗り、八王子に向かう。その車中で、なぜ八王子と町田を結ぶこの街道が絹の道と呼ばれるか、学生たちに説明する。 このあたりの多摩丘陵の地形地質が桑畑に向いていて、それが地域の養蚕業を... 続きを読む

『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』世界はくだらない仕事にあふれてる - HONZ

2020/08/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 428 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ブルシット ブルシット・ジョブ 邦訳 デヴィッド 理論

待ちに待った邦訳がようやく出た。 デヴィッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ』である。 「ブルシット・ジョブ」とは、「クソどうでもいい仕事」のことだ。 もう少し丁寧に説明すると、「なんのためにあるのかわからない、なくなっても誰も困らない仕事」のことである。 近年、私たちの身の回りでブルシット・ジョ... 続きを読む

『謎のアジア納豆』 - HONZ

2020/06/10 このエントリーをはてなブックマークに追加 196 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

書店で本書を手にとって、巻頭パラパラと数ページめくってからこの解説文で概要を知ろうとする人も多いと思うので、まず結論から言う。 この本は傑作だ。あなたの納豆観を覆し、しかも納豆を入り口にアジア中の辺境民族文化の旅へと誘い、さらに現代におけるディープな旅とは何か?という問いかけまでが含まれている。「... 続きを読む

『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス - HONZ

2020/01/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 471 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip パラドックス 狩猟採集生活 人類 ディープヒストリー 反穀物

『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス いまからおよそ1万年前、人類は農業を発明した。農業が生まれると、人びとは必要な栄養を効率的に摂取できるようになり、移動性の狩猟採集生活から脱して、好適地に定住するようになった。そして、一部の集住... 続きを読む

麻酔で意識が落ちた時、何が起こっているのか──『意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか』 - HONZ

2019/12/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 440 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 身の回り 実のところ 設備 病気 麻酔

麻酔で意識が落ちた時、何が起こっているのか──『意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか』 歴史の本、特に最悪の医療の歴史などを読んでいると、あ〜現代に生まれてきてよかったなあと、身の回りに当たり前に存在する設備や技術に感謝することが多い。昔は治せなかった病気が今では治せるケース... 続きを読む

『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』日本型雇用慣行は、なぜこれほどまでに変わらないのか - HONZ

2019/09/14 このエントリーをはてなブックマークに追加 202 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip コンセンサス 慣習 仮説 しくみ 前提

いったんでき上がった社会の仕組みは、社会のコンセンサスがなければ決して変わらない。 そして、その前提となるのは透明性と公開性であり、これがない改革は必ずつまずく。 こうした仮説のもと、雇用、教育、社会保障、地域社会、政治、さらには日本人の「生き方」までを規定している「慣習の束」がどのようにでき上が... 続きを読む

『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』誘惑に勝てないのは意志が弱いせいじゃない - HONZ

2019/09/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 614 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 意志 僕ら 誘惑 依存症ビジネス

スティーブ・ジョブズは自分の子供たちにiPadを使わせていなかった――彼はその影響力をもって世界中に自社のテクノロジーを広める一方で、プライベートでは極端なほどテクノロジーを避ける生活をしていた。デジタルデバイスの危険性を知っていたから。彼だけでなく、IT業界の大物の多くが似たようなルールを守っている。... 続きを読む

 
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