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新着順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users松尾匡のページ: 安倍政治に反対が多いのに内閣支持率が高いのはなぜか
松尾匡のページ 17年4月3日 安倍政治に反対が多いのに内閣支持率が高いのはなぜか まる三ヶ月更新を空けました。いつものことかもしれませんが、筆舌に尽くしがたい忙しさでしたので。 原稿やら提出書類やらの、締め切りすぎた督促が入って、びっくり大慌てで必死に書いて、やっと出してホッとした途端、「あれどうなってますか」と締め切りすぎた督促がくる。こんなことを、笑ってしまうぐらい何回も繰り返していました。... 続きを読む
犯罪の九割は失業率で説明がつく
松尾匡のページ 08年1月14日 犯罪の九割は失業率で説明がつく (追記:1月16日, 再追記:1月17日) 続報あり。以下の分析結果には「誤差の系列相関」という問題がありました。続報ではその解決に取り組んでいます。 再追記:08年1月17日 下の方の昨日書いた追記で、管賀江留郎さんからいただいた批判のエントリーの中で言われていた、「警察がデータを操作したため相関する」という「説」について、管... 続きを読む
左派・リベラル派候補がアピールすべき要点 / 松尾匡 / 経済学 | SYNODOS -シノドス-
今回の選挙では、日本の左派・リベラル派が、安倍自民党と小池新党の改憲・復古主義勢力の前に消滅同然に陥るか、それとも、暮らしの苦しみや不安を抱く多くの普通のひとびとのエネルギーを集めて大きく躍進するかの岐路に立っていると思います。それはひとえに、これらのひとびとの望みに答える経済政策を打ち出せるかどうかにかかっています。 私は今回、民進党が解体していく情勢の中で、 「ひとびとの経済政策研究会」 で経... 続きを読む
この経済政策が民主主義を救う―― 安倍政権に勝てる対案 / 松尾匡 / 経済学 | SYNODOS -シノドス-
改憲に突き進む安倍政権のもとで、これから景気はどうなっていくのか? 対抗する左派・リベラル派は何をすべきか? 人気の経済学者による経済予測と「勝てる」提言『この経済政策が民主主義を救う』から「はじめに」を公開。自由を守る最後のチャンス、あきらめるのはまだ早い! 2015年の9月中旬、日本では安全保障関連法案をめぐる攻防が大詰めを迎え、国じゅうが反対運動に揺れました。 安保法制そのものの危険性を語... 続きを読む
左派こそ金融緩和を重視するべき 松尾匡・立命館大教授:朝日新聞デジタル
■金融政策 私の視点 ――松尾さんはマルクス経済学者を名乗っています。左派の立場こそ本来、金融緩和を重視するべきだとの主張です。 「欧米では左派は金融緩和に賛成という色分けが普通だ。金融緩和は雇用を拡大させる効果があり、それは左派が重視するものだからだ。一方、物価が上がってインフレになれば資産が目減りするから、お金持ちの階級が金融緩和に反対する。こういった人々の支援を受けた右派の政治家は普通、金融... 続きを読む
欧州左翼はこんなに「金融右翼」だぞ~(笑)
松尾匡のページ12年11月24日 欧州左翼はこんなに「金融右翼」だぞ~(笑) やっぱり、内地留学生活が充実してやりたいこといっぱいで目移りして、エッセー更新とかしている暇はないのですが、そうも言ってられないと思って。 10月最初の週末に、マルクス経済学の全国学会である「経済理論学会」の全国大会が愛媛大学であったので、松山まで出かけたのですが、終了後の晩は、小谷崇翁と八尾信光さんと三人で連れ立って飲... 続きを読む
【総選挙2014】どうする!? 安倍総理の野望と景気対策(松尾匡) |ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
© iStock.com 「今のうち解散」説はなぜ間違いか 今回の衆議院解散について、野党やマスコミのみなさんから、こんなふうにその「本当の」意図を解説する声が聞こえます。 「マイナス成長のGDP統計が出てアベノミクスの失敗が明らかになり、今後景気が悪くなるにつれて支持率が下がっていくと見込まれるので、まだ支持率が比較的高い今のうちに解散して、向こう4年間の任期を確保したのだ」 ――はたして本当で... 続きを読む
小山内知恵 on Twitter: "松尾匡の『左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議』を読んでるんだけど、表紙の帯の下とカバーの下に、幼い女の子が鉄棒にぶら下がってて下着が見えてる
松尾匡の『左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議』を読んでるんだけど、表紙の帯の下とカバーの下に、幼い女の子が鉄棒にぶら下がってて下着が見えてる写真が使われてるんだが、何なんだこれ??? https://t.co/XdctfgiVwc 続きを読む
内集団ひいきの武士道vsウィン・ウィンの商人道──システム転換と倫理観のミスマッチ? / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
前回の「『流動的人間関係vs固定的人間関係』と責任概念」では、リスクの処理の仕方によって、人間関係のシステムが固定的なものと流動的なものに必然的にわかれることから、責任概念の違いが生じるのだということを見ました。すなわち、固定的人間関係がうまくいくための責任概念が「集団のメンバーとしての責任」で、流動的人間関係がうまくいくための責任概念が「自己決定の裏の責任」だということでした。 今回は、前回に引... 続きを読む
山形・池田「生産性論争」への今頃のコメント
松尾匡のページ 07年2月19日 山形・池田「生産性論争」への今頃のコメント 経済学の世界ではクルーグマンの翻訳で知られる山形浩生さんが、ご自身のブログ「経済のトリセツ」で2月11日に展開した議論 http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211 に対して、翌日、上武大学大学院客員教授の池田信夫先生が、ご自身のブログ「池田信夫blog」で批判を行った。 htt... 続きを読む
好況の手柄を与党に独占させないために他にすべきこと
松尾匡のページ13年1月26日 好況の手柄を与党に独占させないために他にすべきこと 新年になって初めての更新になります。なかなか余裕がなくて、エッセーもまるひと月更新を空けてしまいました。 そういえば田中秀臣さんが下の動画で全力で釣ってきたりしていたのですけど、かまってあげられなくてすみません。 とりあえず、拙著『痛快明解経済学史』を紹介下さってありがとうございます。この動画のセイ法則とワルラス法... 続きを読む
「自己決定の裏の責任」と「集団のメンバーとしての責任」の悪いとこどり / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
この連載は昨年10月に始まり、当初毎月一回一年間続けたものを書籍化する予定でしたが、PHP出版さんのご意向で、前回までの分で一旦出版し、続きについてはその一年後にまた出版することに決まりました。 そこで、シノドスさんには連載期間をその分延ばしていただき、一回あたりの分量を、これまでの半分ほどに減らして、ゆっくりしたペースで掲載していただくことになりました。読者のみなさんには、気長におつきあいいただ... 続きを読む
松尾匡のページ: 新春書評:レフト3.0がわかる本(その2)
松尾匡のページ 17年1月7日 新春書評: レフト3.0がわかる本(その2) 『週間ダイヤモンド』誌新年合併特大号の「2016年ベスト経済書」20位に拙著『この経済政策が民主主義を救う』がランクインしました。投票して下さった経済学者・エコノミストのみなさん、本当にありがとうございました。同書は、田中秀臣さんの 「2016年心に残る経済書ベスト20」 では、12位にランクインしました。投票して下さっ... 続きを読む
ケインズ復権とインフレ目標政策──「転換X」にのっとる政策その2 / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
ケインズ政策は経済成長が前提だって? ちょっと前、「黒子のバスケ」脅迫事件初公判での被告人の意見陳述がネット上で話題になっていたことがありました[*1]。 30代半ばにして年収200万円を超えたことがない派遣労働者が、漫画「黒子のバスケ」の成功を僻んで、その関連のイベントや商品販売を妨害する脅迫を繰り返した事件ですが、「生まれたときから罰を受けている」といった言葉から始まり、「こんなクソみたいな人... 続きを読む
今頃の東京都知事選挙分析
松尾匡のページ14年3月23日 今頃の東京都知事選挙分析 前回のエッセー「右腎臓全摘しました」を書いた翌日の17日の夕方、無事予定通り退院しました。ご心配をいただいたみなさまありがとうございました。 帰宅したら15日付けの市の広報の束がある...。うちは今年度自治委員の当番なので広報を近所に配らなければならないのです…というわけで、早速市の広報を配ることから始まり、そのあとネコのトイレを片付けたり... 続きを読む
ふたつの人間関係原理の幸せな「総合」──旧リベラル派の「社会契約」という「ゴマカシ」 / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
今回の記事は、10月下旬にお読みいただく予定でしたが、ここまで執筆が遅れてしまいましたことをお詫びいたします。 言い訳がてらになりますが、この連載の第1回から第8回までの記事に加筆修正したものが、このほどPHP研究所さんから出版のはこびとなりました。なんとか無事仕上がりましたのも、読者のみなさんからのご激励、ご批判の賜物と思っております。本当にありがとうございます。 PHP新書で、『ケインズの逆襲... 続きを読む
「流動的人間関係vs固定的人間関係」と責任概念 / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
前回は、責任概念には「自己決定の裏の責任」と「集団のメンバーとしての責任」の二種類があるというお話をしました。 前者は自分で決めたことの結果は、他人に及ぼさずに自分で引き受けることで、典型的な責任の取り方は補償です。後者は自分で決めたかどうかにはかかわらず、集団の中で決められた役割を果たすことで、典型的な責任の取り方は「詰め腹を切る」ことです。 どちらが主にとられるべきかは、その行為がなされる社会... 続きを読む
いわゆる「政府の失敗」論は何を問題にしていたか
松尾匡のページ12年2月20日 いわゆる「政府の失敗」論は何を問題にしていたか 前回のエッセーで触れた「父母教育後援会」の表彰論文の審査。こりゃ学術誌のレフェリーか学会発表のコメンテーターかってな仕事になりましたよ。グラフや数式をワープロ書きしてたらどれだけ時間がかかるかわからないと思ったもんで、最後は、鉛筆手書きしたやつを速達で送るほかないと、住んでる町の郵便局の向かいにあるファミレスで作業して... 続きを読む
固定的人間関係原理から見た解釈の矛盾──新自由主義と「第三の道」の場合 / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
前回は、1970年代までの国家主導的なシステム、とくに、アメリカ・リベラル派や旧来の社会民主主義の担った福祉国家システムが、固定的人間関係原理と流動的人間関係原理との「幸せな総合」によって根拠づけられていたということを見ました。この「総合」を可能にしたのが、社会契約説の理屈で、前回はとくにアメリカ・リベラル派の代表的政治哲学者、ジョン・ロールズの「無知のベール=天使の社会契約」の論理について検討し... 続きを読む
新春書評:レフト3.0がわかる本(その1)
松尾匡のページ 17年1月1日 新春書評: レフト3.0がわかる本(その1) あけましておめでとうございます。プラベートな急な事情のため、11月の初めから、毎週のように週末久留米の家に帰る日が続いていて、いろんなことが滞りがちです。周りのみなさんにはご迷惑をおかけしているのに、ご理解、ご協力をいただいており、感謝にたえません。ありがとうございます。 このかん、 10月23日のエッセー でお知らせし... 続きを読む
国債の日銀引き受けで利子率が上がるだって?
松尾匡のページ11年4月11日 国債の日銀引き受けで利子率が上がるだって? 今日から授業です。この春休みは、久々に入門書の原稿もないし、ゆっくり学問できると思いきや、結局連日市議会選挙の仕事にかまけてしまったのでした。 今年に入ってからの毎月の後援会機関紙。全部ボクが作ったんですよ。原稿はひとに割り振って書いてもらったりもしてますけど。 そのほか、ポスターも選挙公報原稿もチラシやらなにやらも作って... 続きを読む
選挙も終わったし言いたかったことを言う
松尾匡のページ14年12月15日 選挙も終わったし言いたかったことを言う 12月7日の日曜日、「ベーシック・インカム勉強会関西」さんにお呼びいただいて、大阪の日本橋にある「討論Bar"シチズン"」に講演に行きました。小さなカフェでしたが、一杯に集まって下さったみなさん、ありがとうございました。 お世話をいただいた高橋さん、司会をして下さった池田さん、放映やドリンクなどいろいろお世話をいただいた「討... 続きを読む
新スウェーデンモデルに見る協同組合と政府──「転換X」にのっとる政策その3 / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
第八回目となる連載『リスク・責任・決定、そして自由!』ですが、これまでのところで、次のようなことを確認しました。 1970年代までの国家主導型体制の行き詰まりを打開するために必要とされたことは何だったか。それはリスクのある事業は、その責任をもっぱらとれる人たちに決定をゆだね、政府は、リスクを減らして、人々の予想を確定する役割に徹するべきだということでした。これが本連載で「転換X」と呼んできた転換の... 続きを読む
「生身の個人にとっての自由」の潮流の中のマルクス / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
ここまでのところで、リバタリアンの「消極的自由」論の内包する自己矛盾について、二点確認しました。ひとつは「個人の言動を縛るのも、意識的でない縛りならOK」とする理屈についてで、もうひとつは「理性ノ自己実現コソ自由ナリとするのは抑圧のもと」とする認識についてです。 第一の論点については、「お上」の明確な意志なんかなくても、フラットな個々人の間の意図されざる縛りあいでも、個人の自由への抑圧になるのでは... 続きを読む
事前的ルールを選ぶ自由──リバタリアンはハイエクを越えよ / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
この連載では、ここ数回、「固定的人間関係がメジャーだった世の中から、流動的人間関係がメジャーな世の中への転換に合わせて、それにフィットした政策を支える思想も転換しなければならない。それは何か。」ということを見ています。新自由主義も第三の道も、それぞれナショナリズム、コミュニタリアニズムという、固定的人間関係にフィットした思想を採用したために矛盾に陥ってしまったのでした。 そこで前回から、流動的人間... 続きを読む