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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users『夏への扉』と『Arc』、いずれも大苦戦 日本の実写SF作品は求められていないのか?|Real Sound|リアルサウンド 映画部
先週末の動員ランキングは、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(松竹)が土日2日間で動員12万9000人、興収1億8300万円をあげて2週連続で1位となった。6月28日までの10日間の累計動員は50万9000人、累計興収6億9934万1570円。 初週は初登場4位と奮わなかったが、地味に健闘を見せているのが先週に続いてトップ3にランクイ... 続きを読む
予想大外れ、興収100億に届きそうにない『シン・エヴァ』 反省しつつその理由を分析|Real Sound|リアルサウンド 映画部
先週末の動員ランキングは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、土日2日間で動員32万9999人、興収5億2801万7500円をあげて、初登場2位の『モンスターハンター』にダブルスコア以上の差をつけて3週連続1位に。前週の週末との興収比では約78%と、新たな来場者プレゼントの効果もあって下げ止まりの傾向も見られ、3月28... 続きを読む
【ネタバレ】『エヴァ』は本当に終わったのか 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』徹底考察|Real Sound|リアルサウンド 映画部
※本稿には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末を含む内容への言及があります。 2007年からシリーズの公開が始まった、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』。その4作目にして、シリーズ最終作となったのが、タイトルを一新した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』だ。TVアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』、旧劇場版を経て... 続きを読む
空前の『鬼滅の刃』現象 映画興行は「なりふりかまわない」新基準へ|Real Sound|リアルサウンド 映画部
今週ほどこのコラムが書きにくい週はない。全国各シネコンの公開初日の異常なまでのスクリーン割り多さが明らかになった先週半ば以降、ソーシャルメディア→ウェブメディア→テレビという順番で、あらゆるところで話題の中心となっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の爆発的ヒット。今さら数字を上げるのも躊躇われ... 続きを読む
<特別編・後編>宮台真司の『攻殻機動隊 SAC_2045』評:人間より優れた倫理を持つ存在と戦う必要があるのか?|Real Sound|リアルサウンド 映画部
<特別編・後編>宮台真司の『攻殻機動隊 SAC_2045』評:人間より優れた倫理を持つ存在と戦う必要があるのか? リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は特別編として、6月1日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」の第4回目を対談形式にて掲載する。... 続きを読む
細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】|Real Sound|リアルサウンド 映画部
細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】 年が明け2020年に突入。同時に2010年代という時代も終わりを迎えた。リアルサウンド映画部では、この10年間のアニメーション映画を振り返るために、レギュラー執筆陣より、アニメ評論家の藤津亮太氏、映画ライ... 続きを読む
前人未到の大河ドラマ『いだてん』はいかにして作られたのか 取材担当者が明かす、完成までの過程|Real Sound|リアルサウンド 映画部
いよいよ最終局面に入った大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)。オリンピックに関わった日本人の姿を描いた本作は、明治・大正・昭和という近代日本を舞台にした歴史群像劇だ。劇中には実在した人々が登場し、一見荒唐無稽に見えながらも、ほぼ史実どおりに展開していくのだが、その背後... 続きを読む
『いだてん』制作の裏側は“もうひとつのオリンピック”だったーーチーフ演出・井上剛の挑戦|Real Sound|リアルサウンド 映画部
明治から昭和にかけてオリンピックに関わった日本人の姿を描いた大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)は、そのスケールの大きさや斬新な映像表現において、テレビドラマ史上かつてない前人未到の大プロジェクトだ。 この度、リアルサウンド映画部は『いだてん』チーフ演出の井上剛にイン... 続きを読む
大根仁が大河ドラマにもたらしたものとは? 『いだてん』「前畑がんばれ」の裏側を解説|Real Sound|リアルサウンド 映画部
オリンピックに関わった様々な日本人の姿を描いた大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)。第36回「前畑がんばれ」は1936年のベルリン五輪の200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した前畑秀子(上白石萌歌)の奮闘を描いた物語だ。 ラジオ実況を担当したNHKの河西三省(トータス松本)が「前... 続きを読む
“世界を肯定する力”をくれる京都アニメーション その卓越した技術が伝えてきたもの|Real Sound|リアルサウンド 映画部
筆者は、2004年末から2010年末までアメリカのロサンゼルスに留学していた。京都アニメーションの作品に出会ったのは、2009年だった。 筆者は、いわゆる「エヴァ世代」で、90年代の第3次アニメブームをリアルに体験した世代だ。高校時代は昼間からレイトショーにかけてミニシアターで映画を観て、夜中に深夜アニメを観る... 続きを読む
『天気の子』が映すエンターテインメント産業の功罪 新海誠監督が選択したラストの意図を考える|Real Sound|リアルサウンド 映画部
※本記事は『天気の子』のネタバレを含みます。 無学なりに本を読んでいると「ハレとケ」という民俗学の言葉にしばしば出会う。柳田國男によって見出された概念で、ハレとは儀式や祭の特別な日、ケとは日常を意味する、らしい。歌舞音曲、芸能は言うまでもなくハレに属するもので、つまり今日、政治や経済を動かすまでに... 続きを読む
『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは|Real Sound|リアルサウンド 映画部
脚本とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚本がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚本を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚本を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日本のアニメ界で最も信... 続きを読む
少女の通過儀礼から無我の境地までも描く 『若おかみは小学生!』がもたらす極上の映画体験|Real Sound|リアルサウンド 映画部
素晴らしい映画だ。快活で、情緒豊かで、含蓄がある。少女の通過儀礼というありふれた物語設定から、「森羅万象に神が宿る」とする神道的な精神性に加え、仏教の無我の境地まで描く離れ業をやってのけている。一流の職人たちの丁寧な技術も堪能できる、極上の映画体験である。 内容に触れる前に一つだけ、本作を巡る、「... 続きを読む
欠落感漂う日本の劇場長編アニメーション界の“希望の灯” 『ペンギン・ハイウェイ』を徹底解剖|Real Sound|リアルサウンド 映画部
先日、カナダの都市モントリオールで開催された、ジャンル映画祭として有名な「ファンタジア国際映画祭」に行ってきた。この映画祭のアニメーション部門最優秀賞は、「コン・サトシ賞」と名付けられている。これは2010年に亡くなった日本のアニメーション監督・今敏の業績に敬意を表したものだ。 そんなディープな映画祭... 続きを読む
小野寺系の『未来のミライ』評:いままでの細田作品の問題が、作家的深化とともに表面化|Real Sound|リアルサウンド 映画部
細田守監督の最新作『未来のミライ』に、SNSなどで容赦ない批判の声が浴びせられている。本編よりも、その開始前に上映された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報の方に話題が集中するという珍事まで起きてしまったほどだ。 近年の細田作品は、公開規模の拡大も影響して、作家性の深化とともに賛否が飛び交うケースが... 続きを読む
宮台真司の『万引き家族』評:「法の奴隷」「言葉の自動機械」となった人間達が社会を滅ぼすことへの激しい怒り|Real Sound|リアルサウンド 映画部
宮台真司の月刊映画時評 第9回 宮台真司の『万引き家族』評:「法の奴隷」「言葉の自動機械」となった人間達が社会を滅ぼすことへの激しい怒り 布団が艶めかしかった昭和と共に失われたもの 布団の話から始めます。昭和には和風ラブホテル──「旅荘」──がありました。門をくぐると仲居(従業員)の女性が出迎えて、部屋へ... 続きを読む
『ハン・ソロ』なぜ賛否渦巻く結果に? 良い面と悪い面から考える、その魅力と問題点|Real Sound|リアルサウンド 映画部
相棒の“チューバッカ”とともに「銀河一」と豪語する高速の宇宙船「ミレニアム・ファルコン」を駆り、レーザー光線を発射する銃「ブラスター」を巧みに操って、ならず者や帝国軍と渡り合う“運び屋”。皮肉屋だが情に厚い、ハンサムなアウトロー。ハリソン・フォード演じる“ハン・ソロ”は、『スター・ウォーズ』旧三部作で... 続きを読む
ポップアートとしての『ポプテピピック』ーーその先進的構造の背景を読み解く|Real Sound|リアルサウンド 映画部
とんでもないTVアニメシリーズが出現してしまった。いろいろな意味で破壊的な内容が話題となっている『ポプテピピック』である。爆発的な人気と注目を集めながら、自ら「クソアニメ」を名乗るこの作品、一体何が凄いのか、どう新しいのか。ここでは新設されたリアルサウンド「テック編集部」独自の方向から本シリーズをじっくりと解剖し、分析していきたい。 批判を寄せつけない「クソ漫画」の先進的構造 竹書房『まんがライフ... 続きを読む
なぜ真の女性ヒーロー映画が登場するまで40年かかったのか? 『ワンダーウーマン』の画期性|Real Sound|リアルサウンド 映画部
ついに、ついに、真の女性ヒーロー映画が誕生した。 ここまで長かった。1978年の『スーパーマン』から数えればヒーロー映画の歴史は今年で40年。その間、女性ヒーロー映画はずっと暗黒の歴史だった。1984年の『スーパーガール』は評価、興行とも散々。2004年の『キャットウーマン』はラジー賞。何よりの驚きは、これだけアメコミ映画が隆盛を極める中で、女性ヒーロー映画にはこの2作の大失敗くらいしか振り返るべ... 続きを読む
クリストファー・ノーランの到達点『ダンケルク』を観る前に復習しておきたい、00年代以降の「スペクタクル大作」10選|Real Sound|リアルサウンド 映画部
クリストファー・ノーランの到達点『ダンケルク』を観る前に復習しておきたい、00年代以降の「スペクタクル大作」10選 クリストファー・ノーラン監督の最新作、『ダンケルク』の公開が近づいてきた。第二次世界大戦におけるダンケルクでの攻防と撤退を描いた本作は、海外ではノーラン・ファンが過去最高レベルの大賛辞を送っているだけでなく、これまでノーラン作品に対して、主に好き嫌いを理由に煮え切らない評価を下してき... 続きを読む
小野寺系の『メアリと魔女の花』評:“ジブリの精神”は本当に受け継がれたのか?|Real Sound|リアルサウンド 映画部
近年、新作を作る度の風物詩となっていた、宮崎駿監督の「長編引退宣言」。『風立ちぬ』完成時にも、本人が「またかと思われるかもしれませんが、今回はマジです」と言いながら、その後また撤回されたわけだが、スタジオジブリの製作部門は、復帰宣言の前に本当に解体されてしまった。 『魔女の宅急便』で動員数200万人を突破してから、安定的に大ヒット作品を連発、「ジブリブランド」を確立し、国内の劇場アニメのシェアを握... 続きを読む
映画館のWeb予約システムは“エンタメ”となるか? 立川シネマシティの施策 | Real Sound|リアルサウンド 映画部
東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第16回は“Web予約でエンタメできるか?”というテーマで。 『ガールズ&パンツァー劇場版』で日本各地の音響の優れた映画館を回っては音響を監修され、映画興行の新たな地平を切り拓いた岩浪音響監督がまたも各地を尋ね、特別音響で上映するという新しい試み... 続きを読む
『ゴースト・イン・ザ・シェル』なぜ賛否両論に? 押井守版『攻殻機動隊』と比較考察 | Real Sound|リアルサウンド 映画部
劇場用アニメーション『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、アニメーターによる従来の職人的な手描き技術と新しいCG技術の融合によって生み出された、クールな映像表現、また士郎正宗原作、押井守監督による先進的なテーマや哲学性などによって、アメリカをはじめ世界に日本製アニメの存在を知らしめた代表といえる作品である。『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹監督など、決定的な影響を受けたこ... 続きを読む
菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評 第二弾:米国アカデミー賞の授賞式を受けての追補 | Real Sound|リアルサウンド 映画部
菊地成孔の欧米休憩タイム〜アルファヴェットを使わない国々の映画批評〜 特別編 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評 第二弾:米国アカデミー賞の授賞式を受けての追補 参考: 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね 掲載稿が米国アカデミー賞の発表前に書いた原稿なので、結果を踏まえた上で、追補を書くことにした。 と、思っていたら、どういうわけだか、筆... 続きを読む
菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね | Real Sound|リアルサウンド 映画部
菊地成孔の欧米休憩タイム〜アルファヴェットを使わない国々の映画批評〜 特別編 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね *以下のテキストは、 マスメディアがアカデミー賞レースの報道を一斉に始める前の、2月20日に入稿、更に4日前に書かれたもので、つまり所謂 「あとだしジャンケン」ではない旨、冒頭に強調しておく。 今時これほど手放しで褒められ... 続きを読む