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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users[書評] ケマル・アタチュルク (小笠原弘幸): 極東ブログ
中公新書の新刊とされている『ケマル・アタチュルク』の表紙を見たとき、ほんの数秒だが、私にはちょっとした混乱があった。「あれ?改版したのかな」と勘違いしたのである。「ケマル・アタチュルク」という表題のインパクトが強く、その上部に記されている著者の小笠原弘幸氏の名前にふとした失念があった。が、すぐに... 続きを読む
ブログ再開?: 極東ブログ
長い間ブログを休止していた。この間、大学院生であったという理由が大きい。25歳に最初の大学院を中退し、それから40年かけて大学院修士を終えたという感じだ。10年前の著書には、「もう諦めた」と書いたが、子供が2人成人したのをきっかけに修士に再挑戦した。というわけで2年間、放送大学で大学院生をやっていた。よ... 続きを読む
[書評] 存在消滅(高村友也): 極東ブログ
著者の高村友也さんから著書『存在消滅』をいただいた。高村さんは、このブログで私が死の恐怖に絶叫する話を読まれ、共感されたらしい。まあ、そういう人が世の中にはいるのだ。 本書にも登場するが哲学者・中村義道が哲学者・大森荘蔵に哲学の門を敲いたときも、ようするにこれだった。死の恐怖である。大森は、たしか... 続きを読む
無意味な暗記と昔のこと: 極東ブログ
この夏、64歳になった。父が62歳でなくなっていて、その姿を老いに思っていたのだから、それからさらに2年近くも生きている自分が奇妙な気もしないでもないが、親族には90歳近く生きる人もいるし、思えば父の父、私の祖父、そして曽祖父も長寿な人であって、父も長生きするつもりでいたのだろうと思う。 自分はというと... 続きを読む
日本的陪審員制結果のような印象: 極東ブログ
2019年4月19日、当時87歳の飯塚幸三被告が運転するプリウスでの暴走によって、青信号の横断歩道を自転車で横断中の母娘を死亡させ、また他の通行人ら9人に重軽傷を負わせる事故が起きた。飯塚被告は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われたが、東京地裁の裁判では、遺族には謝罪の意を告げたものの、... 続きを読む
[書評] 喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書(読売新聞政治部): 極東ブログ
私だけの感覚だろうか。今年の安倍内閣のことがうまく思い出せない。令和時代最初の内閣であり、一年ほど続いた第4次安倍第2次改造内閣なのだが、あれはなんだったのだろうと、奇妙に遠い過去のように思えてくる。内閣の終焉は、表向きは、安倍晋三が持病に負けたということだが、コロナ騒ぎに潰れたという思いのほうが... 続きを読む
日本の子供が自分を不幸だと感じているのはもしかして……: 極東ブログ
ユニセフは3日、38か国を対象に7年ぶりに実施した子供の幸福度調査を発表した。それによると、日本は38か国中20位。他方、健康分野では1位だった。というニュースが流れた。どうやら、日本の子供は身体的には健康だけど、精神的には幸福ではない、ようだ。 というわけで、教育評論家の尾木直樹氏はブログでこう言ってい... 続きを読む
あえて勧める5つのユーミンの歌: 極東ブログ
ネットは言論の場としては、けっこうひどいところだ。私も長くブロガーやっているし、いただく反応のなかにも、ひどいこと言うなあというものがある。匿名で誹謗する人が多いが、匿名と限らないし、大学の先生だったりすることもある。ということを確認させられたのが、ユーミンに寄せられた罵倒で、「荒井由実のまま夭... 続きを読む
安倍首相、辞任へ: 極東ブログ
安倍首相は、5時の記者会見で辞任する意向を正式に表明した。理由は、難病の潰瘍性大腸炎が再発したことだ。 難病の多くは寛解期と発作を繰り返す。寛解が長引き、自然寛解となることもある。私の場合は多発性硬化症だが、自著にも書いたが定期的な通院でコントロールしている。とはいえ、毎年誕生日を迎えるころの炎天... 続きを読む
「ポストコロナ」の感覚: 極東ブログ
「ポストコロナ」という考え方は、現代思想などの一群の人々にお任せすればいいことで、医学的にはあまり意味がないだろうと私は考えていたし、ある意味、今でもそう考えているのだが、それでも、昨今、ああ、これが「ポストコロナ」の感覚なのかと思うことがあった。 きっかけは、ツイッターであるつぶやきを見たときの... 続きを読む
数値から見た今の新型コロナウイルス感染症の風景: 極東ブログ
数値データが与えられたとき、人はそこから何を読み取るかという課題に暗黙のうちに置かれがちだ。そしてそこには、なにか読み取るべき真の答えがあるかのようにも感じさせる。これが絵画であれば、何を読み取るかは、つまるところ自由だと言っていい。絵画の知識によって読み取りが深まることはあるだろうし、勘違いが... 続きを読む
静かなカタストロフの予感: 極東ブログ
先日、塩漬け株を処分した。バブル崩壊以前から抱えていた。死んだ父にまつわる思い出のある株で、損切するも嫌になるようなものだった。気がつくと、自分は父の享年を超えていた。いつか処分するはずが、ずるずると踏ん切りが付かなかった。 損切なので大した額になるわけでもないが、さらにどん底になるものもいやだな... 続きを読む
[B! 北朝鮮] 安倍首相の「断腸の思い」は私には伝わった: 極東ブログ
横田めぐみさんは、なぜ北朝鮮に拉致されたのか?: 極東ブログ
横田めぐみさんのお父さん、横田滋さんが亡くなり、世の中の話題が少し拉致問題に焦点を当てるようになり、ふと、以前、若い人に、横田めぐみさんは、なぜ北朝鮮に拉致されたのか?と問われたことを思い出した。 横田めぐみさんは、なぜ北朝鮮に拉致されたのか? どう答えたらよいのだろうかと戸惑った。戸惑った一番の... 続きを読む
安倍首相の「断腸の思い」は私には伝わった: 極東ブログ
私は、いちおう述べておけば、自民党支持でもないし、安倍晋三首相の支持者でもない。ただ、それでも、彼を擁護するかに聞こえる発言をしようものなら、それだけで批判されるという昨今のネットの空気も知っているが、これは、書いておこうかと思った。 北朝鮮の国家組織による犯罪行為として、1977年(昭和52年)11月15... 続きを読む
国家安全法が香港に導入される: 極東ブログ
先ほど、中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が「国家安全法」を香港にまで導入する方針を採択した。これで、中国本土政府が、香港での反政府活動を厳しく取り締まる法的基盤ができた。 これで事実上、香港の高度な自治を認めた「一国二制度」が崩壊であり、中国は、国際世界が目を向けるなか、国際世界との約... 続きを読む
緊急事態宣言の終わり: 極東ブログ
今日から、緊急事態宣言が解除された。現実的には、段階的な解除ということになるが、町にランドセルの子供も見かける。満員電車には乗らなかったが、そういう風景もあったのではないか。 感慨深いといえば感慨深いのだが、私の場合、この間、自粛で我慢したよなあというより、まあ、自分の予感通りにほぼなったなという... 続きを読む
もし、緊急事態宣言がなかったらどうなっていたか?: 極東ブログ
もし、緊急事態宣言がなかったらどうなっていたか? 最初に明確なことがある。私にはわからないし、私には強い主張はないということだ。しかし、ある程度確かな典拠から推測できることはあるので、ブログにいち市民の歴史証言として記しておきたい。 その「ある程度確かな典拠」となるのは、政府の新型コロナウイルス感... 続きを読む
「#検察庁法改正案に抗議します」が理解できなかった: 極東ブログ
私のようなのんきなブロガーでも、昨日の朝、降って湧いたようにTwitterで、「#検察庁法改正案に抗議します」というタグが広がっているのを知った。印象としては、自然な市民の声というより、9日の夜に事実上組織的な仕込みがあったんじゃないかという不審な感じがした。しかし、それはそれとして、何の騒ぎなのか当の問... 続きを読む
スタンフォード大学の秋のキャンバスはどうなるか的な話: 極東ブログ
昨日の記事で言及した、2013年のノーベル化学賞受賞・生物物理学者マイケル・レビット(Michael Levitt)だが、1987年以降、スタンフォード大学で構造生物学の教授を務めている。その関係から、同大学の学内紙と見てもよいだろう(会社組織になっているが)The Stanford Dalyに5月4日付でインタビュー記事が掲載されてい... 続きを読む
フランスのロックダウン解除に向けたエドゥアール・フィリップ仏首相の演説の抜粋: 極東ブログ
フランスは、5月11日から、段階的ではあるがロックダウン(都市封鎖)解除に向けて緩和する。それに先立って、フランス時間で4月28日、フランスのエドゥアール・フィリップ首相は議会で演説した。原文(参照)は公開されているので、読んでみた。けっこう考えさせられるものだった。 気になるところを抜書してみたい。つ... 続きを読む
「すてき」は死語か?: 極東ブログ
「すてき」という言葉を聞かなくなって久しい。自分も使わない。ためしに、「まあ、すてき」と口に出してみると、なんともいえない、もにょ〜んとした感じがする。これは、もう死語なんじゃないか。なぜ死んだのか。と考え、まあ、完全に死んだわけでもなく、この微妙な「もにょ〜ん」感に生きているのかもしれないが、... 続きを読む
パオロ・ジョルダーノ『コロナの時代の僕ら』をまだ「向こう側」に感じる: 極東ブログ
イタリアの小説家(物理学博士でもある)パオロ・ジョルダーノによるエッセイ『コロナの時代の僕ら』が、4月24日に発売されるが、それ以前に、緊急事態宣言が出された現在、日本において広く読まれるべき、として、noteに特別公開(12日19時まで)されていた(参照)。読んだ。 懐かしい奇妙な感覚がした。若い日に悩ん... 続きを読む
東京都と隣接4県での不要不急の外出の自粛の、この時点の感想: 極東ブログ
昨日26日、小池東京都知事は、隣接する4県、神奈川、埼玉、千葉、山梨の知事とともに市民社会に向け、人混みへの不要不急の外出自粛を要請した。 私はどう思ったか。まあ、週末は気温も下がり雨模様なので最後の桜を楽しむといった天候でもないから、おうちにいるのも無難だろうかとは思った。 もちろん、買い物や散歩(... 続きを読む
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で心がけていること: 極東ブログ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で心がけていることをまとめてみた。あくまで個人的な見解で異論もあるだろうとは思うし、デマと批判されるかもしれないなとは思う。いちおうそれぞれに理屈はつけておくので、繰り返すけど、あくまで、ご参考までに。(あと、身近に感染者がいる場合は、話は別です。) マスクをし... 続きを読む